物質世界のはじまりとされる「ビッグバン」から、みていきましょう。
今から137.99 (± 0.21)億年前、ビッグバンが起こり、宇宙が誕生しました。(宇宙の年齢 – Wikipediaより)
途方もない数字ですね。
地球は45.4 ± 0.5億年前に誕生。(地球の年齢 – Wikipediaより)
宇宙系の番組を好きでよく見るのですが、無限に広がる漆黒の闇、物理学のエキスパートでも解き明かせない深遠な世界、未開拓で謎が多い分魅力がありますね。
人類の誕生
そして、人類の誕生!なのですが、この辺の「文献のない時代」つまり「文字のない時代」の研究は「考古学(こうこがく)」の分野なのだとか。
「化石」を調べたり、もう少し時代が進むと「遺跡」を調べて歴史を紐解くのだそう。ということは、化石や遺跡が新しく発見されるたびに、歴史が書き換えられることになります。
猿人
猿人(えんじん)。手元の資料では、600万~170万年前とされていますが、別の資料では700年前、wikiだと600万~130万年前と紹介されていました。大体そのくらいなんでしょう(適当)。
これがいわゆる「人類」の始まりとされています。
wikiによると、猿人は6属(ぞく)に分けられ、有名どころでは「アウストラロピテクス」、メタルギア好きの私としては「サヘラントロプス」が気になりました。笑
猿人の脳容量は現代人の約3分の1(500cc)で、直立二足歩行、道具も使っていたと考えられています。
原人
猿人の次が原人(げんじん)。手元の資料では170~20万年前。
wikibooksでは180万年前に「アウストラロピテクス」から進化したらしいと書かれています。
脳容量は、猿人の約2倍。現代人の約7割程度の950cc~1100cc。
ジャワ原人、北京原人で有名な「ホモ・エレクトゥス」、その他「ホモ・ハビリス」「ホモ・フローレシエンシス」あたりが有名なんだそう。
氷河期に入ってからは、毛皮を身に着けたり、洞窟で暮らしていたそうです。火の使用痕跡も見つかっているのだとか。
旧人
脳容量は1300~1600ccと、現代の私たちよりも大きいらしいです。死者にお花をたむける、お葬式もやっていたそう。
繰り返しになりますが、現在ではネアンデルタール人が直接「新人」に進化したのではないことが明らかになりました。ただし、現代人にも数%、ネアンデルタール人の遺伝子が混入している説も発表されているのだとか。
新人
我々「ヒト」は、学名だとホモ・サピエンスという種の、ホモ・サピエンス・サピエンスに分類されるそう・・ややこしい。
現在日本で見つかっている化石は、「浜北人(静岡県)」「港川人(沖縄県)」など、新人以降のものらしいです。
進化していなかった?
この機会にネットでいろいろ調べていたのですが、わかったことは
「猿人」→「原人」→「旧人」→「新人」
という短絡的な進化説は、否定されているということ。旧人の時点で一度絶滅しており、我々の祖先はそれら「旧人」とは別系統らしいということです。
ヒト属(ホモ属)はおよそ200万年前にアフリカでアウストラロピテクス属から別属として分化しヒトの属するホモ・サピエンスは40万から25万年前に現れた。
人類の進化 – Wikipedia
「ネアンデルタール人」などと、同時代に共生していたんですね。
現代では「一つの系統」だけが、現代人へ進化した説「アフリカ単一起源説」が有力だそうです。
アフリカで誕生(もしくは進化)した新人が、10万年前くらいにアフリカを出発、各地に移動し始めたというお話。
wikiによると、今暮らしている人間は14~20万年前にアフリカに共通の祖先を持ち(アフリカ単一起源説)、DNA分析によると、14万3000年前±1万8000年に共通祖先の分岐が起こり、ヨーロッパ人、アジア人の共通祖先の分岐は7万年前±1万3000年とのこと。
アダムとエバ
ユダヤ教とキリスト教、ある意味ではイスラム教も認める(コーランはちょっと意味合いが違う)、旧約聖書に出てくる「アダムとエバの物語」が思い起こされます。
人間が土からいきなり「それっ!」と作られたなんてことを、100%信じる人は現代にはいないと思います。
が、聖書のほとんどの部分が比喩で書かれているというのは有名なお話。
「創世記」の人間創造物語で考えるなら、「神が最初に人間を思い描き、進化するよう計画し(ロゴス)、その通りヒトに進化した」と考えると、物語的にも面白くなります。
「一系統のみ今の人間となった」ことにも合点がいき、進化論との矛盾も無くなり、なにより「偶然」よりも「必然」と捉えた方が、はるかに面白いです。笑
宇宙や物理学、科学を突き詰めていくと「何か見えざる者の計画・意図を認めざるを得ない」のだとか。こういう話ってワクワクします。
歴史
人類の進化は、化石を研究する「考古学」や最先端の「科学」なんかが担当する分野。
一方、「文字」や「資料」などの記録に重きを置くのが「歴史学」です。世界史の授業で、最初やたらと西アジアらへんを詳しくやるのは、シュメール人が粘土板に文字を書き残したからなんですね。
シュメール人がもし
「そうだ。魔法ファンタジー小説書いてみよう」
「じゃあ私は、オリエント高校に通う何の取り柄もない16歳男子が、なんやかんやでハーレム状態になる物語を書くわ」
なんてこと(時代の先取り)をしていたら、歴史の教科書も少し読みやすくなっていたのかもしれません。笑
ありがとうございました。
次回は>旧石器時代
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